カテゴリ:ホッキョクグマ( 3 )

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いくらでも愉快なキャプションを考え付きそうなこの写真ですが。数日後に別れの日が来ると知っているので、つい涙腺がゆるんでしまう・・・

1月25日、男鹿半島の先端にあるGAO,男鹿水族館に行ってきました。
遠いです。クルマを使わないとするといろんな経路が考えられるけどどれもこれもかなり時間かかります。札幌の円山動物園のほうが利便性は良いです。
と書くとなんのこっちゃ?と思われますね?

実はホッキョクグマに魅せられていて
孫のことを思い出さない日はあってもクルミ、ミルクというこの親子はGAOのブログを通じて日に何度もチェックしてる始末。

GAOには「豪太」とクルミ、ミルク母子とホッキョクグマが3頭居て、ミルク(女の子、一歳)が30日に釧路動物園へ移動することが決まっています。そのため一般展示は26日まで、その26日にお別れ会(壮行会)が行われるのです。
釧路動物園は空港からタクシーで11分、らしく、「近っ」と叫んでしまうくらいのアクセスの良さなので
お引越しが済んでからミルクに会いに行けばいいや、と思いました。その一方で親子の姿はもう今しか見られないんだ・・・と思うともういても立ってもいられず、結局ぎりぎりに近い25日に決行となったのでした。

この日は暖かくて雪はすっかり溶けた状態。なのでミルクはやっぱり茶熊状態で何やらもくもく遊んでいます。
ホッキョクグマがこれほどおもちゃを使って遊ぶものだとは知りませんでした。
まるで中に人が入っているような、というか、2,3歳の子供がおもちゃを使って遊ぶようなそんな愛くるしさで見てるヒトはみな笑顔です。
おもちゃは日によってポリタンクだったり何種類かのブイだったり、ガス管やホースなど。
形や触感が違うものを自分で趣向を考えながら遊ぶ様子から知能の高さがわかります。

ホッキョクグマは他の動物園でも見られるのですが、
私が、(わたしだけじゃありませんが)感動するのは
母クマのクルミが初産にもかかわらず見事に子育てをやってのけたこと。

出産直後に赤外線カメラで飼育員さんが確認したのは
「クルミが寝返り打つ時はミルクを咥えて安全なスペースに移してから寝返り打って再び抱き寄せる」映像。
我が子を圧死させてしまったり、はたまた育児放棄などは珍しいことではありません。
それでなくてもホッキョクグマは数を減らしていて、繁殖は大きな課題だそうです。
だから産まれた、というだけでは安心はできなくて、ちゃんと育つまで気は抜けません。
(和歌山のほうではそのため人工哺育を前提に出産させるということもやっているようです。)

それに
例えば、ホッキョクグマ、金づちじゃ困りますよね。でも最初は誰だって水が怖い。ホッキョクグマも例外ではありません。
徐々に水に馴れさせていくのですが、まだ水が怖い時期に20センチの水深のプールに落ちたときはクルミ母さんは急いで助けます。無理強いしないんですね。プールのある展示場に移ってからも、水に落ちたコグマを飛び込んで助ける、という映像がユーチューブで見られますし、泳げるようになったときの映像を見てると涙が出ますよ。クルミがくれる感動の涙です。

とにかく毎日毎日このホッキョクグマ親子に私の頭、ハイジャックじゃなくてシロクマジャック(^^)されちゃってて、
おかげで心患うことが結構あったこのところの一、二年ずいぶん癒されたし、勇気や元気を貰えました。
そのクルミルク親子の一年ですが、ここに書き写すという愚は避けたいし、そもそも無理なので是非「GAOっとブログ」にアクセスしてみてください。とても楽しいブログです。

で、話が戻って
30日にミルクは釧路に移送されます。たくさんのオモチャといっしょ、らしいです(うるうる)。
おや、母さんはいっしょじゃないの?とか
あら、今日はうちの子姿見えないわね、どうしたのかしら?とか双方不安になって、そして喪失感に襲われるんだろうな、辛いだろうな・・・とどうしても人に引き比べて考えてしまう。

しかし、ひにちぐすり、ってあるように徐々に気持ちを立て直すことができてきた私、
どんな生き物にもつきもののこういった試練、試練とは呼べないほどかもしれない試練ですが、これを乗り越えて喜びに変えるのは人としての英知なんだろうな、と御大層な言葉を借りて自分を励ましています。


釧路動物園はそもそもクルミ母さんが生まれ育った実家です。大事なクルミを男鹿水族館に送り出してくださったところへ里子にでるミルク姫。クルミ母さんに瓜二つの美人コグマが大歓迎を受けて愛される日々は想像に難くないというもんです。

今は「GAOっとブログ」でお仲間になれたみなさんや釧路のみなさん方とともに
無事に移送されることを願い、釧路で一般公開されるのを待ちたいと思います。

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多くのファン、中にはちびっこがペンを握って書いたんだろなというのもある寄せ書き。
ズラリとならびます。私も当然書き込みました。
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くまの手観察窓、ガラスを通してですが約一メートルの距離まで近づいた瞬間。ラッキーでした(^^)
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親子見分け付きにくいけど
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一緒に並べると
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とにかく元気いっぱいに育ってます。短い脚も可愛い
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あらあら、まあまあ、・・・・可愛い~!!ウン〇ングスタイルまで可愛いんです。お客さんの顔を見上げてました。
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お父さんの豪太。GAOのアイドルです。
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ペンギンの展示方法はよその水族館と較べてとてもいいと思いました。泳いでいるのを目の前で見られるし、ここの子たち、人に興味津々で近寄ってきてくれる。水が綺麗なのも見やすい一因でしょう。
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ペンギン達、固体別にキャラクター紹介されていて、いやあ、なかなか飽きさせません(^^)
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水が綺麗なのは海に近い、というより岸辺という立地条件もあるのでしょうか?レストランからのオーシャンビューです
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お昼はレストランで。ミックスピザ、チーズたっぷりで大満足。もちろんシロクマカフェセットも注文しましたよ。おまけのカードはラミネート加工されてる!嬉しいですね。
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今回乗った列車
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スーパーこまち
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by jmtravolta_johnta | 2014-01-26 21:38 | ホッキョクグマ | Comments(2)
和歌山で生まれたホッキョクグマの赤ちゃん
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これは年末にNHKで放映された「どうぶつの赤ちゃん2013」の一コマ。

スタジオのゲストは口々に「可愛い~」と感嘆するけれど私には痛々しく思えて
思わず目をそらそうとしてしまった。
飼育員のお姉さんはシロクマの帽子をかぶっているし笑顔で解説するのだが・・・

生後二日…まだ生まれたかどうか確認できず、暗い産室の様子を赤外線カメラで24時間監視する、というほかの動物園、水族館のホッキョクグマを思い浮かべたし、
初めて人工保育で育った砥部動物園のピース君も引き較べてみた。
ピース君は母クマのバリーバ(現在横浜ズーラシアにいる)が育児放棄してしまったため、
飼育員が苦肉の策で自宅に連れ帰り、家族の理解のもと成獣にまで育てたというのは有名な話である。

赤外線カメラで24時間監視する体制は大方の動物の出産でもとられていると思うけれど、
最初から人工保育前提で出産させるというのは
それほどホッキョクグマの数が危機的に減っているからなんだろう、と想像は付く。
生まれても育児放棄や産食、あるいは圧死などで育たないことが多いとあれば
この「人工保育が前提の出産」も考え抜かれた末での対策だったのだろう。

そもそも動物園の動物を見て得る感動はいろいろある。
ライオンの雄姿を見たとき、レッサーパンダやコアラの可愛さを目の当たりにしたときなどなど・・・。
だけど親子の姿、母性愛(父親のこともあるだろう)や動物の家族愛を目の当たりにした時の感動に勝るものはない。

本来なら例え人工の環境であってもできるだけ自然に近い形を整え、育児ができるようにするのが理想だとは、だれでも分かる。
だから人工保育でもなんでもいいからとにかく数だけキープして展示しようと言う魂胆なんだろう、などと批判するつもりはないし、
そう考えるのは育児に骨身を砕いて育児に携わる飼育員さん達への冒涜ともいえるだろう。
それに、立派に育ったシロクマを見に来るお客さんにはそのシロクマが母クマに育てられたか飼育員の手によるもは区別つかないだろうし、どうでもいいことかもしれない。

だけどどうしても較べてしまう。
たとえば男鹿水族館で2012年12月に生まれたホッキョクグマの女の子、ミルク。お母さんのクルミは17歳で初出産なのにきちんと育て上げた。
出産直後には、自分が寝返りを打つ時に
まず赤ちゃんをくわえて安全な場所に移動させてから寝返って、そのあと再度抱きかかえる、といった映像が確認されている。
この時の赤外線カメラの映像を見守るスタッフの感動は想像に難くない。
こういった様子は「男鹿水族館GAO」のブログで手に取るようにわかる。
随所にクルミのあふれるように豊かな母性がわかり、涙ぐみさえする。
ミルクはクルミの子供でよかったね、男鹿水族館でよかったね、と思ってしまうのだ。
ブログだけでは我慢できず、年末には雪降りしきる男鹿半島まで出かけてしまった位だ。
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もう一度言います。それほどホッキョクグマの数が危機的に減っているということなんですね。

通販で購入した「ミルク本」からの抜粋です。

泳ぎのレッスン
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母さんの笑顔、素敵ですね、癒されますね
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(札幌の円山動物園のホッキョクグマのことを2013年5月8日のブログに書いています。こちらもよかったらどうぞ)
by jmtravolta_johnta | 2014-01-05 10:09 | ホッキョクグマ | Comments(0)
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どっと沸きあがったのはちびちゃんがずっこけたからだった。
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まあ、なんて可愛い、と思ったときもう何もかも忘れてシャッターを切っていた。これ、悪い癖。
(カメラの設定を確かめないからとんでもない写真になっていることがよくあるのだ)

ここは札幌、円山動物園。ホッキョクグマの二頭の赤ちゃん、「ツインズ」が公開されているのを見るため日帰りでやってきたのです。JALのマイルがたまっていたこともあり、人づてに聞いたツインズの可愛さに我慢できず挙行とあいなりました(笑)

話は前後しますが、ホッキョクグマの放飼場に着いたとき、ちょうどお昼寝がはじまったときでした。
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お母さんの名前はララ。ララ母さんはまるで子供に布団をかけなおしてやる母親の仕草そっくりでじいんと胸が熱くなりました。子供たちはそれまで転げまわって遊んでいたそうなのですが、お昼寝は結構まとまった時間寝るらしいというので
他の動物さんを見物することにしました。(写真は別の機会にアップします)
キリンやカバ・・・・。アフリカの動物が日本の、それも北海道の気候に順応すべく頑張っていたり、また温室プールなど人間も設備で頑張っていたりするのを見ました。この動物園は冬は暖房の利いた室内から屋外の雪景色に遊ぶ動物を見ることができるようです。冬にも来なくてはなりませんね(^^)

戻って来たときツインズはもう起きて走り回っていました。冒頭の写真はこの時のもの。どっと沸いたのは二頭がタイヤに入って遊ぼうとしているところで、一方がずっこけたのです。このお尻が可愛い。
子猫のようにじゃれ合って遊ぶ姿に時間を忘れて見入ります。見物人の方の話声に聞き耳を立てていると
「昨日はね・・・」とか「こないだはね・・」とかが枕詞になっていることからして、みなさん近隣の方で通ってらっしゃるのだろうと想像しました。いいなあ・・・

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耳が丸いんですね。いろんなポーズをとってくれます。
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「きゃあ、足の裏も可愛い~」と若い女性。同感、同感。
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二頭は性格が違うようです。活発で積極的な子とやや慎重な子。この子たち、まだ性別が分からず名前もないので私は勝手に「かっちゃん」「しんちゃん」と呼んでおくことにしました。そう、活発、と慎重、です。
かっちゃんは右耳の後ろ、しんちゃんは左耳の後ろの毛をそってあるし、しんちゃんはおでこにぽつんと小さな黒い点があるので見分けはそれほど難しくはないようです。

ララ母さんは子供たちからつかず離れずで見守っています。ころあいを見計らって、かどうかわかりませんが(笑)子供たちに何か言ってる。
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さあ、泳ぐ練習よ、と言ったのでしょうか。
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でもしんちゃんはちょっとすぐには飛び込めません。母さんとかっちゃんが水の中で戯れるのが羨ましいのですが、ちょっと飛び込めない・・・
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ララ母さんはしんちゃんを気にしていて、頑張って、と誘いますが無理強いはしないのです。↑
このあと身を乗り出しすぎたしんちゃんはドボンと落ちるのですが、↓またこれも見物人を大喜びさせてくれます。落ちるのを見て笑ってる(ように見える)のはかっちゃん。誘いに来たのでしょう。
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赤いボールには寄せ書きがしてあり、拡大してみると「ララ母さん、産んでくれてありがとう」とか「子育て頑張ってね」とぎっしり書いてあるのが読めます。

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飛び込む瞬間、こういうのをちゃんと撮れるようになりたいです(涙)↑
最初尻込みしていたしんちゃんですが、ひとりで何度も飛び込んでは上がってブルブル、を繰り返していました。
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水に飽きたかっちゃんが屋上から写真を撮ってるお兄さんに興味津々。どんな写真が撮れたのでしょうか、興味津々ですね。

しばらくしてお決まりの場所があるのでしょうか、そこで
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ララ母さんが立ち上がりました。見物人から小さなどよめきが起こりました。
なんと授乳するらしいのです。母さんのおっぱいに無心にむしゃぶりついている赤ちゃんをララ母さんは愛しそうになめたり眺めたり。見物人たちの切るシャッター音がやたら大きく聞こえます。
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どのくらい時間が経ったでしょうか、しばらくしてゴロンとよこになったり母さんのおっぱいをおもちゃにしたりする子とおっぱいにかじりついたまま寝ちゃった子。「人間の赤ちゃんと同じね~」と囁きあうおばさん達。同感だなあ、と思いつつ、ララ母さんにじゃれつくツインズを撮りつづけました。
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この日の札幌は北風が強かったのですが
胸の中はツインズの可愛さとララ母さんの母性を見た感動で寒さを感じませんでした。
感謝の気持ちからアニマルファミリーになってララ母さんを応援することにしたくらいです。

(後日談になりますが後で二頭とも女の子と分かり、名前は慎重なほうの「しんちゃん」はポロロ、活発な「かっちゃん」はマルルと決まり、一年後に、ポロロは徳島へマルルは熊本へ移送されました。それぞれ大歓迎を受けて人気ものとして愛されているようです)
by jmtravolta_johnta | 2013-05-18 08:23 | ホッキョクグマ | Comments(0)

普通の毎日がありがたい・・・


by じょんたのおばあちゃん