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2019年 04月 27日 ( 1 )

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ネタバレ注意

大型連休はアマゾンのプライムビデオ三昧(笑
最近新作が増えてワクワクしている。

で、選んだのは名優クリストファー・プラマーの「手紙は憶えている」。
認知症の老人が老人ホームの入居仲間に請われて
元ナチ親衛隊の生き残りに復讐を企てる話。
生き残りというのは変かな、高齢のため大方は他界しているから、という意味です。

一週間前に妻を亡くして認知症が一層進んだゼブ(クリストファー・プラマー)
入居仲間のマックスとゼブはアウシュビッツで家族を殺されている。
当時のアウシュビッツのブロック責任者、つまり直接彼らの家族の死に手を下した男、オットー・ヴァリッシュは
「ルディ・コランダー」というユダヤ人捕虜のIDを盗んで生きのびているという。
マックスがそのコランダーと名乗る男を4人突き止めたが、自身は病身で動けない為
あちこちに手を回して復讐の旅をお膳立てし、手紙に詳細に指示を書き記しゼブに託す。

ゼブはマックスの手紙を握りしめて旅立つ。
4人のコランダーを訪ね歩く。
最初の3人は人違いで終わるが、4人目に会って
衝撃の真実がわかる。

ここからネタバレ。
ゼブの腕には捕虜番号が彫られている。
紛れもないユダヤ人捕虜、だと信じて暮して来た。
ところが認知症になる前は自分の過去はひたすらに隠す努力をして来たはずなのに
認知症で混乱していてマックスに言いくるめられたのだろう、
「我々の家族はルディ・コランダーと名乗るオットー。ヴァリッシュに殺された、
探し当てて復讐せねば浮かばれない」と。
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で4人目に本当のルディ・コランダーに会う。
衝撃の事実とは
オットー・ヴァリッシュとはゼブの本名で、ゼブはルディーコランダーと名乗る男とは
SS仲間でアウシュビッツのブロック責任者をしていたのだった。
つまり、ゼブはコランダーと共にマックスの家族を殺害していたのだ。
コランダーの腕にも捕虜番号が彫られていてゼブのとは連番になっている。
これは
終戦になった時にユダヤ人に化けて逃げるための手立てで二人でお互いに彫りあったのだと。
混乱するゼブ、だが記憶の糸を繰り出すと「I remember.」と忌まわしい過去が蘇った。

この最後のどんでん返しは衝撃的だけど、そう言えば
ちょっとひっかかるシーンも随所にあったと思い至る。
手が震えるほどの認知症なのに銃を持つと心臓を一発で撃ち抜く腕、
そして
ユダヤ人なのにワーグナーが好きとか・・・
伏線だったんですね(^^;)
結局、もう一度最初から見ることに。

で、その目で見直すと・・・(^^;)
もう普通のヨボヨボ老人には見えないのです。
ふとした表情がSSに見えてしまう。
問題の銃殺シーンは
初めて見るときは老人が銃持って大丈夫か?って呑気に思ったけど
心臓を撃ち抜いた後さらに頭に打ち込むという残忍さに
ゾッとしました(^^;)
それにナチグッズを収集していた男のコレクションを手に取るときの表情。
一回めはサラッと見てしまうけれど二度目は覚醒しているゼブ、懐かしいヒトラーグッズやSSの制服などを見る目、
半分覚醒しているのか・・・

クリストファー・プラマー。
見た目、ヨボヨボの認知症老人なんだけど、
認知症で朦朧としていたり、
ナチのSS時代の身のこなしを隠さなくちゃいけない、
だけど認知症のため隠しきれてない?などと複雑極まる精神状態を演じきっている。
最初と最後あたりで若い頃のオットーヴァリッシュの写真が出るけれど
これはトラップ大佐を彷彿とさせます。サウンドオブミュージックですね。
役回りが今回は真逆の汚れ役ですが。

しかし恐ろしいくらいの名優ですね。
まだまだ現役でいて欲しいです。
( 2014年8月28日のブログでこの人を絶賛しています)


マックス役にはマーティン・ランドー。スパイ大作戦に出てましたね。
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ワーグナの曲を弾くゼブ。
コランダーに「ユダヤ人なのにワーグナー?」と聞かれて
「You can't hate music.」って答えるけど2回目に見たときの目はナチの目になってました(怖)


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これね、1回目は老人が銃持ってる、という図だけど、2回目に見たら鬼気迫るものがあって怖かった〜

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冒頭の写真、改めてオットーヴァリッシュの写真見ると・・・自分なのですよ。
マックスはゼブが自分の写真だと認識できないくらいボケるのを待ってた・・・
怖いでしょ。
原題の「Remember」って
最後にゼブが「I remember.」思い出した、っていうけど
マックスにしてみれば「忘れるな」という意味。
彼の呪詛でした(怖〜)













by jmtravolta_johnta | 2019-04-27 21:31 | 映画。TV | Comments(0)

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by じょんたのおばあちゃん