「地下鉄に乗って(」浅田次郎)を読んだ

「地下鉄」には「メトロ」とルビがふってある。
図書館の書棚から取り出してぱらぱらとめくってみたら
漢字が少なくて、かつ、会話が多くて読みやすそうだった、という理由で借りた(笑)
予備知識は従ってゼロ、タイトルからなんだかお洒落なエッセー風の小説か、とも思った。

ところが違うんです。
(ここから先はネタバレにつき、ご注意ください)
戦中、戦後を生きた父親とその息子を核に描く家族の相克、と言ってしまえばよくある話だけど、
それを地下鉄を使ってSF風タイムスリップさせるから、あっと驚く展開になる。
面白くて一気に読めた。
面白いといっても笑える、という意味ではもちろんなくて、涙ぐむシーンさえあったくらい。

二か月前に父が亡くなったけれど、生きてるときに若いときの話など聞いておけばよかったと思ったくらいです。そうすれば父を忌み嫌ったままで見送ることはなかったのかも、と・・・・

ただ、巻末に着いていた「地下鉄に乗って縁起」は不要でした。
これはわゆる、メイキング、みたいなもの、小説で感動している読者には蛇足でしかありません。

とはいえ、乱読は楽しい、というのが結論です。
by jmtravolta_johnta | 2014-01-11 16:32 | | Comments(0)

普通の毎日がありがたい・・・


by じょんたのおばあちゃん