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ナミビアレポート8日目

さあ、サファリ三昧の一日が始まります。何度も言いますが、ここはすでにエトゥーシャ国立公園の中なので、ゆっくり移動します。
エトゥーシャは塩湖で、国立公園は日本の四国ぐらいの広さがあるそうです。
塩湖の故、がぶ飲みできないからどんなに広くても真水のあるところ目指して動物が集まるのだそうです。

殆ど枯れかけた「元、水溜り」に来ていた象。石灰質の水のため泥も白っぽい。ホワイトエレファントになっています(笑)ちなみにこのあとシマウマが道路を横切るのを見ました。はい、これはゼブラ・クロッシングですね(笑)
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シマウマですが、ここでは白黒の二色ではなく薄茶色の蔭縞がはいるチャップマン・ゼブラしかいません。

ゆっくり移動して昨日ランチとったオカクエヨに到着。また同じ場所で同じランチを取ります。
午後からはやっと本格的なオープンカーでのサファリ。グループのうちNさんと別行動、都合7人と先生、黒人のドライバー兼ガイドで出発。
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いろいろ見ました。少ない水を分かち合っている動物たち、鳥もたくさん居ます。
シマウマやヌーが全員一方向向いて立っています。そんなときは大抵ライオンが居るのだそうです。
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(ライオンを見ているオリックス)

で、ライオン、居ました。眠りこけているのを何台かの車が見守っています。
動きそうもないので移動することにしました。
トイレのそばを通ったので女子は用足しに行きました。ライオンのいる場所なのでトイレの廻りには柵がありました。で、出て来たとき、なんとライオンの咆哮が聞こえるではありませんか。あの腹の底に響くような、あれ。気のせいではありません。私たちの帰りを待っていた先生は「ライオンが起きたようなので戻ります」とのこと。

起きて座っていました。じっとしているのを人間は息を凝らして見つめるだけです。
お。あくびが始まる!
ふあああ~と能天気なあくびを高速連射のシャッター音が狙い撃ち。
そのうちやおら立ち上がって、のそのそ歩きだしました。
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水飲み場に行くのでしょうか?
水のほとりまでは来なかったのですが、とてもいい位置に座り、ポーズをとってくれて、また大あくび。
それまで水を飲んでいたスプリングボックやシマウマはもちろん遠くへ去っていて、じっとライオンの挙動を見守っているだけです。ヌーの一頭は仲間への警告音を発していました。
これはやらせでもなんでもない、食うか食われるかの日々の緊張のドラマの一シーンだと思うと、野生の生き様を目の当たりにする感動で一杯になりました。

さて、よっこらしょ、と立ち上がったライオンはう~んと伸びをします。また高速連射。
そしてうろうろ歩き出しました。数台の車は巴状態にぐるぐる移動していいアングルを探します。ドライバーはうまいもんです。一瞬かのライオン、こちらへ目線を暮れたと思うと、こちらへゆっくり歩いてきます。
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ワオ!!と思った瞬間、私のカメラ、memory fullとなり、他の人の連写の音を聞きつつ、
泣きそうになりながらメモリーカードの入れ替えをする羽目になったのでした。
そこで教訓。動物写真は連写が多いからメモリーはかなり多めに。あっという間に50枚、100枚撮ってしまうからね。
あ~、ライオン、見れた見れた、と大満足で、白人さん達のグループと親指突き上げて笑顔ですれ違い、帰途につきます。
気が付くと太陽が低くなっていて気温もだいぶ低い。オープンカーに用意されていたポンチョは暖かくて具合よかったです。

今日はここまで、と思ったときでした。地平線に小さい爪楊枝くらいのものがピン、ピン、と立ってて動いています。キリンです。あわててカメラを持ちかえます。夕陽が沈みかけています。空の色がみるみる染まって、駆けているキリンの足元から土煙も上がっています。
山形さんに「ISOはどのくらい?」と聞くと400って言ったかなあ?オートにしていたので切り替えようとするのだけど太陽を見つめていた後なので目が眩んでしまって設定がうまくいかない(涙)
私がもたもたしている間に日はどんどん低くなり、キリンはカップルができていて揃ってゆっくり駆け足していて、シルエットが浮かび上がって・・・・・・
もう何が何だかわからないので一応画像チェックもしながら、結局、露出補正を+2・1/3にしてシャッターを切った。
先生にもっと聞こうと思ったけれど「すげえや!」とかもう夢中になっちゃってて聞きづらかったのです。(涙)
こんなはずじゃなかった・・・・もっと手取り足取り教えてくれるはずじゃなかったの?とめげて落ち込んでしまいました。
日が沈んでしまって本当にロッジに向かいながら先生が自分で撮れた写真を確認しながら狂喜しているのを情けない思いで聞いていました。
K子さんは見てみて、すごいの撮れた、と大はしゃぎなのも余計に落ち込ませてくれました。
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お仲間の一人のTさんの言葉、(あの二科展常連のスーパーおじいちゃんですが)、「うまく撮れねからまた来ようと思うの」という至言を胸に元気を取り戻したことでした。
そうだ、また来よう。

今回の旅はこの日で実質的に終わりです。9日目はここ北のはずれのエトゥーシャ国立公園から首都のウイントフックまで移動。10日目は早朝4時に宿を出てSA航空でヨハネスバーグ、香港を経由して11日目に成田着となります。
いろいろ勉強になった旅行でした。また世界が広がりました。山形さん、お仲間のみなさん、お世話になりました。
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by jmtravolta_johnta | 2013-06-26 20:38 | ナミビア旅行 | Comments(0)

日々歳を重ねていくだけ、という普通のお婆さんの日記。


by じょんたのおばあちゃん
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