公文健太郎写真展

銀座のキャノンギャラリーで「ゴマの洋品店 ネパール・バネパの街から」という写真展が開催されている。
国内外で人物をドキュメンタリー風に撮る人には田沼武能氏が有名。
私はド下手なアマチュアだけど、旅行に出かけるとそこの人達の日常風景を撮るのが楽しみなので
公文健太郎氏の名前はどこかで見聞きしているが写真は初めて見る。
今回の写真展は雑誌などで紹介されていて興味があった。

モノクロを含む一連の写真は人の表情がとてもよく、
一見マット紙に似ているカラープリントは光の具合がとても素敵。
写真には新聞紙一面くらいの大きさのパネルにエッセーが書かれていて要所要所に掲示されている。
それが写真の説明にもなっている。

公文氏は自由学園卒業後、植林活動でネパールを訪れたのがきっかけで写真家を目指されたそうだ。

どの写真からもそれぞれ子供達の声や街の雑踏の音、市場や食堂のにおいなどが感じられるのだから凄い、と思ってしまう。
上手い写真を撮ってやろう、という意図は見えず、ネパールの人々の日常を静かに、奇をてらわず、しかもきっぱりと切り取っているのだ。笑顔もあふれているけれど、悲しい顔もある。諦めた顔もある。
病気の妹を看病する病室に入れて、写真まで撮らせてもらえたのは公文氏と人々(ゴマ、という少女一家を含む)の心の交流の賜物であろう。

ネパールといえばヒマラヤの写真、寺院にまつわる極彩色のお祭り風景の写真はよくあるが
普通の人々の日常はあまり知られていない、と思う。

丹念に見てまわり、ホールにおいてあった氏の作品集を手にとってみたら、ぐっと来る一冊(*)があったので
買い求めた。氏はサインも快くしてくださって、、雑談にも応じてくださった。
今後の写真展が楽しみです。
(*)「だいすきなもの ネパール・チャウコット村のこどもたち」 偕成社 1300円

公文健太郎氏の写真展は4月27日まで
キャノンギャラリー銀座(03-3542-1860)

  

by jmtravolta_johnta | 2011-04-23 10:16 | 写真 | Comments(0)

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by じょんたのおばあちゃん