給食でお鍋!越境してでも通わせたい小学校の話。

昨夜のテレビ。
栃木県の過疎化進んだ小学校の話。
給食になんとお鍋がでている。

広いホールで数人のグループごとにテーブルを囲む給食風景は見慣れたものとあまり変わりはないが
よく見るとかくテーブルの真ん中にカセットコンロが設えていて、土鍋が湯気を立てているのだ。
中は・・・餃子と色とりどりの野菜、見るからに美味しそう!

この学校は過疎化によって生徒数が35人になり存続が危ぶまれたが
「特殊なんとか学校」の認定を受けることで
学区外からも生徒を募れるようになり、今では95人に。
その内訳は6割が学区外からの、いわゆる越境通学だというから驚く。

遠方からでも通ってくる児童が増えたわけはこの学校が打ち出した「食育」だという。
給食のメニューはちょっとしたレストランでも顔負けの多彩さ、に加え
敷地内で子供達による野菜の栽培、収穫、そしてそれを味わう、という活動を推進しているらしい。
こういう作業を通じて理科の勉強にも、また共同作業ということで社会性、協調性なども育つだろうし、
何よりも生きた教材に接することにより子供達の感性が研ぎ澄まされるだろうということは想像に難くない。
生活の中で培う感性と静かな感動の積み重ね。シュタイナー教育を思い出します。

さてお鍋を前にインタビューされた子供達、「美味しい」「ここの給食は栃木で一番だって」。
栃木どころか日本一かも、ですよ。
子供達が充実した給食を喜ぶのは不思議でもなんでもないが
越境してでも子供をこの学校に通わせたいと思った親御さんたちが偉いと思うのです。

うちの子供たちは香港日本人学校に入学しましたが給食はなくお弁当でした。
帰国して中野区の武蔵台小学校に転入し、そこで、私としてはお弁当作りから解放されほっとしていたのですが、
子供達が「給食、美味しいよ~」と毎日楽しそうに言うのでこれまでお弁当だったから珍しいことが手伝ってそういうのだろうと思っていました。
ところが毎月渡されるメニューを細かに見てみると、
栄養士さんの意気込みが伝わってくるのです。
こだわりの食材、子供達の食の楽しみへの心配りなどなど・・・
給食のメニューの片隅にコラムがあり、
「イカめしが人気で、お母さんがたから希望があったのでレシピを載せました」と。
また父兄にむけて給食の試食会などもあり、喜んで参加し、
美味しさと同時に盛り込まれた愛情まで味わうことができました。

当時「食育」などと言う言葉があったかどうかは記憶にありませんが、
バランスの取れたバラエティーに富んだ、愛情のこもったものを食べて育つ子供がぐれるというのは考えにくい、と思います。


by jmtravolta_johnta | 2011-02-17 11:51 | Comments(0)

普通の毎日がありがたい・・・


by じょんたのおばあちゃん